オーバーホールを出す前に知っておいて欲しい事
パーツ代金について
オーバーホールメンテナンスの場合、厳密に言えば、事前のお見積りは不可能です。
器材を1つ1つ分解して、痛み具合を確認しながら洗浄、部品交換等に作業を同時進行で行わなければなりません。当社では、痛んでいる消耗部品は、安全の為に必ず交換いたします。
「良く新しく買いかえた方が安いのですか?」という問いがありますが、修理出来るものなら、買いかえるより何倍も安いです。あまりにひどい痛みの場合は買いかえた方が、安い場合がありますが、500台に1台くらいです。
器材受付後にただちに作業に入りますが、交換パーツ費用は下記を参考にして下さい。分解組立工賃にパーツ代金が加算されます。例外もありますが、たいていの場合、このような平均料金です。LPホース・HPホース等傷みがある場合は実費追加となります。
ワランティ(保証パーツ)を使用しない場合のおおよその平均的基本パーツ交換時のパーツ実費平均は、¥3500~¥5250(全体の約75%)¥5250~¥7500(全体の約19%)¥7500~¥9800(全体の約6%)という結果になっています。メーカーによりパーツ価格に格差がある事も又、耐久性に格差がある事も一因です。
NDS(日本ダイビングスポーツ)社などは、他社と比べて3~4倍の耐久性があり、かなり他社のものと異なる一例です。
(※1)ワランティパーツ不使用時の予想パーツ代金につきましては、各メーカーにより、HPシート等、価格の差が他社と比べると大きなメーカーがございます。あくまで過去~現在までの平均的基本パーツ交換金額の目安です御留意下さい。メーカーにより同じ部分のパーツでも格差がありますので3~5年以上放置したままであるものや10~15年以上経過した器材は特にホース等の劣化が多く見られます。 必ず使用前に、オーバーホールをして(点検はおすすめしません)安全を確かめてご使用下さい。
-御注意-
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上記は、工賃価格です。一部お見積もりの必要な、当社一般工賃と異なる機種もございます。 (一例、マスレHAB・SASインフレーター・ビーイズムインフレーター・その他エアー トリムタイプ・B-ismオールドタイプ・ATOMIC・BC他)その場合は事前にお知らせいたします。
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一部メーカーが行っているワランティ(保証パーツが無料となるものが有りますが、オーバーホールを1年に1回必ず受けたメーカー記録が必要となり、購入から毎年OHを行っていることが条件となっている場合がほとんど。)を使えない、使わない場合は交換パーツ代金は実費となります。(工賃+パーツ代)
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不良部品・消耗品交換時のパーツ代金は、上記工賃の他に、別途かかります。
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1年に一度オーバーホールをせずにワランティーが無効になった。ワランティーカードが、無い場合でも全く問題ございません。全メーカー対応出来ますのでご安心下さい。海外、量販店購入器材も全て大丈夫です。
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日本一の良心的メンテナンス価格で自信を持って営業しております。点検はあくまで、外部目視と作動計器検査です。2年に一度は、正式な分解、洗浄、組立(オーバーホール)を行ってください。
≪オーバーホール&点検の交互メンテナンスのおすすめ≫
多くの情報をインターネットで容易に入手出来る時代になりました。その結果趣味の多様化により、夏、冬にかかわらず、色々な遊びを自在に楽しめる様になりました。
ダイビング講習会の出現、海外ダイビング、以前はまれだった事が次々と行われる様になりました。しかし、その後今日に至り、20年30年前のダイビング一筋といったダイバーも確実に半減しました。
以前の様に、休みのたびに・・・・・という方が、月に1度になり、さらに年に1回のダイビングとなった方々も多いはずです。趣味の多様化や景気の良し悪しもこれに少なからずかかわっていますが、同じダイバーでも以前よりは、潜水回数や本数が減ったと確実に感じられてると思います。ダイビングのスタイルも回数も変わりつつあるならメンテナンスも、ニーズにあったものが必要かと思います。
たとえば、
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年間2~3回(6ダイブ~10ダイブ)しか海に行かないことが多い。
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取扱いは極めて普通にしているし、これと言って乱暴に取扱ってはいない。
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使用後はちゃんと水洗いし、塩抜きもしているし、レギュレターのダストキャップは、水中に入れる時は必ずしめている。
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使わない時は、日の当たらない、温度の高くならない所に、無理にホース等を折り曲げることなく普通に保管している。
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購入してから、1年ぐらいがそれ以下で潜水回数も少ない。
貴方が上記の様なダイバーだとしたら。。。。。。
ショップで「必ず1年に1回はオーバーホール!!」「当然ですよ!」
と言われた貴方は「オーバーホール」に少なからず疑問を持っているのではないでしょうか??
「そんなに器材ってナイーブなものなの?」「これから一生オーバーホールするの・・・?ということは毎年出費!??」なんか腑に落ちない・・・・・?????
我々ネイビーカンパニーは過去40年に渡りメンテナンスを行って来ました。日本のダイビング業界もここ5年~10年程メンテナンス!メンテナンス!と、どこも、かしこも、メンテナンスと言いだしました。まるで、ダイビングスクールに替わるニュービジネスのごとくです。日本に今までなかった新しい法律が出来ました。これによりダイビングも含めて、各業界はとてもシリアスになり、取説など今までの説明の10倍くらいの内容になりました。
ダイビングメーカーの多くが毎年1度のメンテナンス、果ては毎年1度のLPホース、HPホース交換を推奨しています。以前は一部の海外大手メーカー以外には、毎年なんて出している人は、少なかった様な記憶が有ります。確かに、メーカーサイドやショップが、毎年必ず、そしてパーツもホースも交換と言っておけば安心ですし、ユーザーもある意味では安全で良いと思います。イタリアの大手メーカーは、年間50ダイブ以上ならオーバーホールをすすめています。世界で一番大手のメーカーも、日本以外では、購入初年度から1年目は点検調整、2年目は、オーバーホールというスタイルを推奨しています。「ホース等を毎年交換することを推奨します。」この説明の文章は確実に現実性に欠けます。年間の使用回数が多い方は別として、10ダイブや30ダイブの方が通常使用で傷とか、不都合が無い限りホース交換など毎年やっていることは絶対に有りえないと思います。
2010年より、国内の器材販売会社の団体である日本スキューバ協会の安全指針では、LP、HPホースの交換を使用頻度や経年にもよりますが、大まかな目安として3~5年でのホース交換を推奨しています。日本スキューバ協会のHPを参照いただければ、詳しく説明がございます。
私どもネイビーカンパニーでは、この定期的な点検調整と、メンテナンスを実施していれば、まず安全ではないかと思います。
「オーバーホールした次の年度は、点検を、点検の次の年度はオーバーホールを!」
「購入年度に50ダイブ以上の使用や、不具合が感じられたら1年目でも必ずオーバーホールを!」
安全はお金で買えないかも知れませんが、少なくとも器材のトラブルはある程度の費用で事前に防ぐことが出来ます。3年とか5年とか永い間、メンテナンスを行わすにただ「動くから!」という理由だけで、ずっと手入れもせずに使っている方。又一方では、絶対毎年といい使ってもいない器材をメンテナンスに出す人。対象的なダイバーです。もちろん色々な情況下で使われる、アウトドア用品ですから少々のことで壊れる様には、当然つくられてはいません。通常の使用で壊れたら欠陥品です。メーカーは、耐久性やクオリティーをパスした商品を市場に売るべきで、耐久性のないパーツを安全の為にユーザーに毎年交換して下さいと言って、責任を逃れれるわけではありません。各メーカー共に、生産コストを落とし、パーツの素材やクオリティーが、以前の物と比べて落ちていることも、ままあります。定期的な対応をおすすめします。
我々ネイビーカンパニーは、皆様の安全もさることながらサイフにもやさしいダイビングライフを過ごしていただきたいと、心から願っています。高くつくからと放置せずに、点検をおすすめします。
点検料金は全メーカー一律レギュレターセット(レギュ+オクト+ゲージ)¥2200-です。
最速御希望なら2~3日で、全国に発送申し上げます。